独立行政法人 労働者健康安全機構 中部労災看護専門学校

学校案内
学校概要

沿革

本校は、昭和40年代の全国的な看護師不足という困難な情勢の下にあって、労災病院における高度医療を維持するために、高い資質を有する看護師の確保を目的として中部ろうさい病院敷地内に設置することが決定された。設置工事は昭和45年7月から開始され、翌昭和46年2月に完成し、同年4月には学生42名を迎え労働福祉事業団(当時)6番目の高等看護学院として授業を開始した。
当初は、3年課程(全日制)1学年40名であったが、看護師不足がますます深刻化してきた状況に鑑み看護師の一層の確保を図るために、昭和47年9月に2年課程(定時制「3年」1学年定員30名)を併設した。
昭和57年4月看護教育法の一部改正に伴い、改正法に定める専修学校に該当することとなり、名称を看護専門学校と改めた。
昭和57年4月には2年課程を発展的に解消し、3年課程の1学年定員を70名に変更した。
また、平成3年度に体育館を新設し、その後、平成13年4月からの中部ろうさい病院増改築工事に伴う病床数の減少により平成13年度入学生から1学年定員を40名とした。
平成15年3月には増改築による校舎、学生宿舎が完成し、現在に至る。
この間、必要に応じ教材器具の補充やカリキュラムの改正(平成17年度 勤労者医療論4単位75時間・平成21年度 看護の統合と実践4単位105時間)等による授業の見直しを行い教育の充実に努めてきた。
本校は、中部ろうさい病院という看護実習にとって最適な総合病院の敷地内に設置されており、精神看護学・在宅看護論実習等の一部を除いては、すべての実習であり、非常に優れた教育環境下にある。
開校以来、卒業生は2,500名を超え、各奨学先労災病院に優秀な人材を送り出している。

教育課程及び学生定員

1)課程 医療専門課程(看護学科)
2)定員 1学年 40名
3)修業年限 3年

教育理念

独立行政法人労働者健康安全機構の使命に基づき、人間愛と生命に対する尊厳を基礎とした豊かな人間性を培い、勤労者医療に貢献できる看護の実践者として、生涯成長し続ける人材の育成をめざす。

教育目的

人間尊重を理念として、看護に必要な知識・技術・態度を習得し、変化する社会のニーズに対応できる基礎的能力を身につけた専門職業人としての看護師を育成する。

教育目標

  1. 幅広い教養を身につけ、生命の尊厳と個々の対象の人格を尊重できる感性豊かな人間性を養う。
  2. 人間を身体的・精神的・社会的に統合された生活を営む存在として、幅広く理解する能力を養う。
  3. 人々の健康と生活を、自然・社会・文化的環境との相互作用および適応状況、心身相関・QOLの観点から理解する能力を養う。
  4. あらゆる健康段階や発展段階にある人々の健康や障害による課題を解決するため、科学的根拠に基づいた看護を実践できる基礎的能力を養う。
  5. 勤労者医療を推進する労災病院で働く看護師として必要な知識・技術を習得する。
  6. 変化する社会の中で、看護が担うべき役割を認識し、保健・医療・福祉制度を総合的に理解し、それらを調整するための基礎的能力を養う。
  7. 看護の専門職業人として、常に自己研鑽できる能力を養う。

設立主体

設立主体である独立行政法人労働者健康安全機構は、独立行政法人労働者健康安全機構法に基づいて設立された厚生労働省が所管する法人です。

職業性疾病の予防をはじめ、労働災害による被災者の治療からリハビリテーションに至る、一貫した労災医療に取り込んでいる全国各地の労災病院や看護専門学校等を経営するなど、各種の事業を行っています。

独立行政法人労働者健康安全機構ホームページアドレス http://www.johas.go.jp/

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